パターゴルフクラブ

小学校のお祭りがあった。2年から6年まで各クラスで出店する。あさひは今年から初出店。

あさひたちクラスは、〝パターゴルフ〟前々からあさひなりの構想ねりねり。

公開授業で作りはじめを見てると、、

あさひは、もくもくと段ボールをつなげ、どんどんやりだした。あさひの頭には構想があるからね。その隣の女子は助手のようにひたすらガムテープを切り渡す。あまりにも一人もくもくやるもんだから、周りの子は遊んじゃう子もいれば、「さいとう、これはどうする？」とか「さいとう、これ使う？」とか、、気づくと、みんながあさひを頼り？にしてくれて、気づくと、あさひもそれに答え指示だしたりしてる。

なんか意外で嬉しかった。

あさひって、こんなしっかりしてたっけ？って。

でも、見てるとまだまだ2年生。

仕事は雑だし、ぐちゃぐちゃだし、手も足も口も出したくなるほどだったけど、

張り切る姿が微笑ましかった。

あさひは、こういうの好きなんだなーって。

私も、そうだった。

文化祭とかの準備とか大好きで、その事ばかり考えて、いつの間にか仕切りながらやってたなーって。

それも重なって嬉しかった。

 

お祭り当日。

それはそれは、なんともゆるい世界。

実家の引越しでもらったアリさんの段ボール一色。祭りなのに、この質素感はせつない。

しかも、あれほど裏表に注意しなよと言っておいたのに、ゴール近くに、「みえ、くつ」「母くつ」とか仕分けの文字が書かれたまま。そんなこともお構いなしで、べたべた無造作に貼られたガムテがむしろ可愛く思えた。

これが2年生の実力なんだな。

今年は展覧会の年だけど、どうなることか。