微熱
昨日夕方、37.2度、微熱があるから帰らせますと、
先生からのメール。
わたしは一瞬みぞおちがキュッとなる。
やばい、来てしまったかと、ワナワナする。
あさひからの電話で、わかったからとりあえず帰っておいで。。と
今日も遅いはずだから、あさひリクエストの夕飯はまだできているはずもなく、、
しかもクックパッドで本格イタリアンの味を再現!ボロネーゼというわけで、プチトマトをオーブンで1時間焼いていると段階という、、、
あさひは帰ってすぐさまパジャマに着替え、毛布を持って、リビングソファに横になる。
なんだか嬉しそう。
熱は相変わらず微熱。
食欲はあるようで、本格イタリアンの味のボロネーゼを普通に完食し、団欒し、なぜかまたYouTubeでケロロ軍曹というアホアニメを見て、なにもせず、早々9時代には寝た。
とちゅう、何度か測るが37.1くらい。
わたしの中で大丈夫という気持ちが強く、これは漢方の好転反応に違いないと思うほど。
インフル予防接種はしてないものの、
ヤクルト400、R1ヨーグルト、板藍茶、マヌカハニー、紅茶、緑茶、甘酒、、極め付けは学校に行っていない!あらゆることをやっているから、やられるはずはないという妙な確信。
ちなみに私も測ったら、37,2度、ビンゴ!
わたしの場合、生理前という、わかりやすい微熱とわかりやすい眠気。
わたしも早く寝てしまい、
朝方早めに起こすが、すっかり病人モードのあさひは起きれない。だるい、つらい、熱あるアピールで1分おきに熱を測るが、36.8から37を行ったり来たり。
なんなの?熱あげたいの?下げたいの?どっち?
この時期、疲れてない受験生などいないわ!
わたしはルーティーンのように、、弁当を作る。
「サザンカ」をあさひに聞こえるようにかけながら、自分こそを奮い立たす。
あさひは張り詰めた糸がきれたように、たるんでしまった。
そりゃそうだよ。眠いよね。辛いよね。
今日くらい休みたいよね。
わかっていながら、、結局は起こす。
あさひは起きてからも頻繁に体温計を測り、結局落ち着いたのは36.5。下げたんかい!
涙が出てくる。
なんでママが泣くの?
あさひが泣けないから代わりに泣くんだよ、、
そういうと、あさひもポロポロ泣いた。
泣くとスッキリするからね、、泣きな。
わたしは涙腺が完全崩壊なので、すぐ泣ける。
泣くことは浄化らしいから。
あさひも浄化されたのか、やっと勉強にとりかかる。
微熱があるということは、体の中で菌と戦ってる証拠なんだよ。体の中でも戦っているんだ、、あさひは。
わたしね、最後の最後は踏ん張れない子だった。
父の死のせいにしたり、
受験勉強は眠気に勝てなかったし、
試験近くなると不安すぎて、地震が起きればいいのに!そう考えてた。
みんな、こどもはそうなのかもしれないし、
だから気持ちはよくわかる。
そして、わたしは失敗した。勝てなかった。
自分に負けた。
まあ、結果的には、だからこそ、 今があり、あさひがいるから、、全て丸なんだけどね。
そんなこと、あさひに今は言えない。
今は、ママみたいに失敗したくなければがんばれとしか言えないよなー。
いつかあさひが大人になって、この中学受験を振り返ったとき、色々大変だったけど、この戦いには意味があって良き経験だったと思えたら、そのときが丸かなー。
本当に頑張ってる。
だからこそ!勝ち抜いてほしい。
試されてる。
自分に負けるな。
あの頃のわたしに言っても、目先の眠気に結局は勝てないだろうな。
だから、わたしがいう言葉なんて、頑張ってる戦士には、届かないだろうな。
それでもわたしはあと残り14日
言い続けると思う。
喝入れながら、サザンカ聞いて涙しながら。
夢を追う君へ
思い出して くじけそうなら
いつだって物語の主人公が立ち上がる限り
物語は続くんだ
嬉しいのに涙が溢れるのは
君が歩んできた道のりを知っているから、、、