カエルの子はカエル
毎週のように学校行事が続き、忙しさが加速してます。それもやっとひと段落した。
音楽発表会では、情熱大陸を演奏。
打楽器チームが際立ってて、あさひのボンゴはノリノリで軽快だった。耳のいいあさひは本場朝にバイオリンの女子にも少し高めにだしてとか、はじまりだしのアコーディオンに少しゆっくり目に指揮みてと物申したらしく、、、
よくそんなこと言えるね、1太鼓がというと、
え、普通言うでしょ。気づいたら言うでしょと。
言われた子も、その通りやってくれたよ、と。
あさひは嫌味にならない存在なのかと思った。
翌週は学校の文化祭みたいなもの。
当日は代表委員として、開会式の司会から
六年生最後の太鼓
そしてクラスの出し物と、
毎日早く登校し、開会式の打ち合わせから
塾のない日は出し物の居残りしての作業。
もちろん、残ってまでやる男子はそう多くはない。
その合間にいよいよ卒業アルバムの撮影が入ったり、、めまぐるしかった。
あさひのクラスの出し物は、演劇?6ノ2シマネズ(←シネマズのもじり。)
内容は浅くグダグダだったけど、やりたいことは斬新で面白かった。ゼロから台本をつくり、音楽や習いたてのパワポを使って映像を駆使して、、しかもわずかな数人で作ったのだからあっぱれだ!
みんながもっと協力してくれたら、役割分担できて、音出しがうまく運んだらもっと完成度高かっただろうに、、所詮小学生、、仕方ないね。
やりたい子、やりたくない子の温度差がバラバラだから。
あさひは女子に混じり、一緒になってやっていた。
プリプリしながら愚痴をこぼすのもしばしば。
衣装だってうちにあるだけの使えそうなものを大きい袋2つ分も持っていった。だからこそ、あさひの役作りだけは完璧!
ある時の放課後、男子1人頑張ってるあさひに先生が、あさひのそういうところすごく良いよ!と褒められて嬉しかったあと帰ってきたことがある。
ああ、私の息子だなーとつくづく思った。
わたしも大好きだったから。
張り切り過ぎると、協力的じゃない友達に腹がたってくる。わたしもそうだった。なんで?なんでやってくれないの?わたしはこんなにやってるのにって。学生時代の頃にそうやって愚痴るわたしに、友達は、「みんな姫じゃないんだよ。」て言われた。
だから求めすぎても無理だよ。みんな姫じゃないんだから。
苦い。すごく忘れられないフレーズで、今でも思い出されてブレーキがかかる。わたし、また暴走してる?だからすごく配慮するようになった。
一年生の時に、親睦を深めたくて、クラスみんなを集めて先生を呼んで、クラスランチをしたり、ボウリング大会をしたりしたけど、、すごく楽しそうで大成功と思ってたのに、あとから一部のママに心無い一言をいわれ、それ以来やってない。もちろん感謝してくれたママのが大半だったけど、、ヒトってわからない。
あさひのやりたい気持ちはすごくいいことで、ママも大好きだったからすごくよくわかる。
でも1人で頑張りすぎて、疲れたり、それによって相手にイライラしても仕方ないよ。やりたくない子はやっぱりやりたくないのだから。かといって全部1人で突っ走るのもワンマンで良くないし、、難しいね。でもあさひはやりたいのだから、あさひは悔いなく頑張ればいいと思うよ。先生がみてくれてるように、必ず見てくれてる人はいるから、、と答えになってないような答え。まあ、あさひがそのうち肌で感じればよいか。
当日の朝は、めちゃ早起きして、7時半に出かけた。
そんなに早く学校は開いてなかったみたいだけど。
衣装のことや、
映像がまだ仕上がってないことや、
そうだ。教室の床もはかなきゃ、と。
ブツブツ言いながら。
なぜ、そんなことには気をつけられるのだろうか。
いつものあさひとはまるで別人。
わたしが開会式の途中から見に行った頃には、法被の下に衣装の白ワイシャツと黒いズボンに着替えて堂々司会を務めてた。まるで老舗旅館の送迎する支配人のような出で立ちで、、太鼓はセンターで割腹の良さが安定感と6年生の頼もしさで立派だった。
開会式終えて、教室に向かうと、
法被を脱いで、スパンコールのベストに変え、
ほうきで床をはいていた。もちろんあさひだけだ。
あさひは後半の出番だから、前半は繁華街の呼び込みのような出で立ちで宣伝マンをしてた。
そして後半になるといよいよ毛皮に着替え、死体役に。
今日だけで、1人何役こなしただろう。
あさひの動向見てるだけで笑えた。
1人祭りのような、さぞ満喫したであろう。
また一つイベントが終わり、気づけば11月も後半。
あさひ解放まであと70日。
がんばれしか言えない。
おまけ↓
被害者、、大富豪の三橋
なぜ、三橋は殺されたのか?がテーマ。
忙しすぎて、衣装を着て帰る。
毛皮に校帽にランドセル、、。
小2の子に、そんなに寒いの?と聞かれたらしく。
代表委員長だから、色々顔が割れてるんだな、、(^_^;)