クリスマスの懺悔
12月25日クリスマス
親子で学校呼び出し。
校長室で一連のトラブルのことで注意を受ける。
先生方の話を聞きながら、胸が熱くなって、
なんだか切なく、やりきれない思いでいっぱいになった。
あさひを庇うつもりはなく、
子供同士よくあることじゃないのと軽んじるつもりもなく、
ただただ、去年のあの時のあさひと自分が重なって、
とてつもなく重たくなった。
校長室を出て、思わず、別室で泣いてしまった。
事情を知ってた担任も泣いてくれた。
後から別室にきたあさひも泣いてた。
去年のあの時、担任に相談したものの、夏休みを境にうやむやに終わってしまったこと。
毎日部活で顔を合わすし、合宿もあったし、うやむやに終わらすしかなかったこと。
そうした日々の中で、あさひが一人で、乗り越えて今あること。
あの時、こんなにきっちりケリをつけることができたら、
こんなことにならなかったんじゃないかとさえ思う。
そのメンバーには、あさひをいじめてた子もいたから。
結局、その子らは、あさひのいじりを軽んじてたし、反省すらしてなかった。
そしてやられてたはずのあさひは、いつしか、やられる子の立場をわかってあげれなかった、、それは、無意識にやる子とちょっと違って、悪質?になってしまうんだろうか。。
なんか、そう言われてる気がして私は悔しかった。
あの時の記憶が、あさひにはあまりない、思い出したくないのか、封印したのか、
今が良ければそれでいいのか、、あまりにも楽しそうだから、
私も、あさひが良ければそれでいいのだと、全てを許した。
もしかしたら、
やられても、自分をうまく持ってく方向を選んだ。曖昧にしたことで、今仲良くなれてる。。あの時はあれでよかったと。。
でも、あの時も相手はじゃれあいのつもりだったとか、遊びの延長とか、そんな言い回しで、
相手のお母さんたちも、一人っ子で免疫がないからじゃないかとか、
子供同士のいざこざに介入するなんてとか、、、
なんか、結局言われっぱなしで、
もやもやが残る。
でも、あさひが結局一番仲良くなれているのだから、、、
確かにその子たちも決して悪い子達じゃない。
今となっては、いじめなんてことじゃないのかもしれない。
でも、あの時、きっちり、お互い過ちを誤って、和解し、親も、それを認め、
軽んじなければ、少なくても、
あさひも付き合い方の度合いや、やり過ぎ度合いとか、、
もう少し違ったんじゃないか、、。
人それぞれこの程度の基準が違う。
違うから、受け取り方が違うから、いじめなんてことになる。
もちろん、聞く限りで、
今回も大したことではないとも思う。
でも、相手が訴えてる以上、それはダメなんだ。
大したことなんだ。
大したことないなんて思うのはいつも加害者の方。
大したことなくないから、訴えられたのだから。
去年のあさひの件の終わらせ方を間違えたのではないかと思った。
きっとこんなことはそこらじゅう起きてそうで、中学生なんて
そんなもんだと思う。そうやって、学んでくし、
私の頃を思い出しても、そんな毎日だった。
でも、やっぱり訴えられて、校長室なんて呼ばれたら、どんなに些細でもアウトなわけで、
でも、去年のことをきっちり、締め括れなかったツケが回ってきた気がした。
それが私の中で、また揺り戻されて悔しかったし、切なかったな。。
でも、これもあさひにとっては、学び。
今回の件で、あさひは自覚がなくて、
自分の言ってしまった一言についても、記憶になく、
聞いてもわからない、知らないという。
じゃ、相手はどう思ったか、相手の立場になって考えて、誤魔化すな、逃げるな。
ちゃんと考えろ、、、そうすると、、
あさひも、だんだんわかってきた。
もしかして、あの子はこんな気持ちだったんじゃないかと。。
スマホで、ながらYouTubeを垂れ流しで、だらだら、、思考が停止してる日々。
でも、一つ一つ考えればわかること。
そういう、人の気持ち、人としての考えを忘れてはいけない。
それを深く考えさせられたクリスマス。
あさひにどこまで刻まれたかな。